正直に言って、このホテルの事をここで紹介すべきか否か、ずいぶん迷いました。例えば「お気に入りの隠れ家バーがテレビで紹介されて、見知らぬ客で一杯になってしまったとしたら・・・」そんな気持ちにさせるほど、本当は誰にも教えたくないホテルなのです。
ネットでもここについて書かれたものはあまりありません。ひょっとしたらみんな私と同じで誰にも教えたくないのかも? だとすると私は裏切り者だな・・・。
ホテル・キドは日本人がオーナーの、日本人向けのホテルです。カトマンドゥでは中級になるでしょうか。JICA職員の定宿の一つのようです。
建物・設備は古さを感じるもののきれいに手入れされていて好感が持てます。4人が一度に入れる大きさのお風呂があって、宿泊客は交替で利用できます。トレッキングなどで疲れた身体に、お風呂はたまらなくありがたいものです。
ロビーにはパソコンがあり、無料でインターネット利用できます。日本の新聞もあり、NHKの衛星放送も見られます。お茶、コーヒー等も無料サービスです。朝食は和食で、焼き魚がつかない点を除けば日本の旅館の朝食と変わりません。
しかし、私がこのホテルを気に入ったのは、これら日本人向けサービスよりももっと大事な事ことがあるからです。それは「ちずさん」と呼ばれる女性マネージャの存在です。オーナーが高齢のため日本に帰り、今は在ネパール歴35年のちずさんがホテルの切り盛りをされています。
私たちが困った事や判らない事があると、ちずさんは嫌な顔一つせずてきぱきと応えてくれます。それはまるで一流ホテルのコンシェルジュに相談しているかのようでした。
ホテルにはちずさんの他にネパール人のスタッフがいるのですが、彼らの姿勢がまたすばらしい。まじめで、フットワークが良く、一生懸命宿泊客の世話をしてくれます。彼らを見ているだけで清々しい気持ちになってきます。
一晩泊まってみて、これらすべてのサービスが、一つの大きな暖かい「もてなしの心」につつまれているような、心地よい感じがしました。
「海外旅行に行って、日本人向けのホテルを利用するなんて、何のために海外に行っているのか判らない」という意見もあると思います。私もそう思っていました。
しかし、文字通り右も左も判らない、文化も習慣も気候も違う外国に来て、寝泊まりするときくらいは心からホッとできる場所であってほしいとも思います。
また、限られた旅行の日程を最大限に活用するために、相談に乗ってくれたり、助けてくれる人の存在は、とても貴重なものではないでしょうか。
それとも私がそう思うようになったのは、そういう年齢になってしまったということなのでしょうか。
2005年02月01日
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キドはありますか?寒がりなので心配です。
キドにはちゃんと暖房ありますよ。
カトマンドゥのホテルはどれも大丈夫だと思います。(ゲストハウスはどうか知りませんが)
一人旅、良いですね。気をつけて行ってきてください。